「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」カーテンコールから感じた色々
僕が尊敬してやまない、ラーメンズの小林賢太郎さんのソロパフォーマンス
「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」
大阪公演千秋楽を観に行ってきました。
前回の「LIVE POTSUNEN 2013 "P+"」に続き2回目の観劇です。
今回も素敵なフライヤー。
手に持った瞬間、紙が分厚く感じたので前回のフライヤーと比べてみました。
うん、やっぱり分厚くなってる!嬉しい!
フライヤーを単に告知の道具ではなく一つの作品として製作している小林さんの熱が伝わってきます。
さてさて肝心の内容ですが…
上手く説明出来る気がしません←
ただ、このお方は本当に凄い。
凄いんだけど、何が凄いのか言葉では伝えられない←
そういうパフォーマンスをされているのです笑
カーテンコールでご本人も自虐的にお話されてました。
内容としてもやはり僕の理解が足りない部分も多かったため、感想を書いてる記事等もいくつか読ませて頂いたんですが、
- 良く言えば集大成。
- 悪く言えば新鮮さ無し。
との感想が多かったですね。
僕はラーメンズに関しては熱心ですが、実は個々のソロ活動についてはそれほど知らなくて、ポツネンもなんとなくの予備知識がある程度。
なので、集大成が見れてラッキー!という感じです。
マンネリに嫌気が差す人が出るぐらいオリジナルでお決まりのパターンがあるって凄いですよね。
これぞ小林賢太郎!という内容は、やはり小林さんにしか出来ない特別な表現で、その小林さんが劇場にしかいないなら、やはり劇場に足を運ぶ価値がある。
なんだかんだそれっぽい理由で劇場に付加価値を付けているのかもしれないけど笑
僕がチケットを買って劇場に足を運んだのは小林さんのパフォーマンスが初めてだったし、2回目もやはり小林さん。
まんまと足を運ばされてます。←
先程あえて自虐的と表現しましたが、こんなことも仰っていました。
「皆さん、さぞかし人と話が合わないでしょう」(会場笑)
その後いかに「ポツネンとはどういうものかを人に伝える」ことが難しいかを語ったかと思えば、最後にはこんなことを。
「でも、コンスタンスに良い作品を作り続けていると、鼻がきく人は必ず嗅ぎ付けてくれることを僕は知ってるんです。」
この場にいるお客さん皆を「変わり者」と表現していたような気もします。
巧みですよね。
言葉の魔術師、ここに極まれり…!
あなたたちは良いものがわかる「鼻がきく変わり者」で、特別な感性をお持ちなんですよ
こう言われている気がしてくるのです。
嬉しくなっちゃいますよね?
人は人と同じ感性に安心する部分もありますが(流行りの音楽や服など)、逆に人と違うものが好きということに誇りを持つ一面もあります。
恥ずかしながらラーメンズファンの自分としてはおおいに思い当たる節があります。
その辺りの心理を本当によくわかっていらっしゃる。
さっきまで小林さんが自虐していたはずなのに、聞いてるこっちはますます「自分の感性は間違っていない」「自分の感性は普通の人とは違う」と根拠のない自信がわいてくる。
なんて恐ろしいカリスマ性なんだろうと思います。
小林さんは特に、自ら稀少価値を上げることでさらに狂信的なファン(いわゆる信者)を獲得し続けていますよね。
これは決して悪い意味なんかではなく、僕はそういうところもすごく好きで、心から尊敬しています。
まあファンだからこそ、もっと表舞台にも出て皆に知ってほしいと思うし、ラーメンズの活動も熱望してしまうんですが…
だからきっとこれから知り合う人たちにも、まんまと大声でこう聞いちゃうんでしょうね。