スーパードンキーコング2が少年時代の心に与えた勇気とトラウマ
会話の中でスーファミ話に花が咲き、勢いそのまま本体を引っ張り出してみました。
「サンドラの大冒険」がお目当てだったんですが、なんとソフトが見つからない…!
なので今回はもうひとつ話題に挙がったこのゲーム
スーパードンキーコング2
なつかしー!
ドンキーコングシリーズの中で一番好きだったのがこの作品でした。
既存のセーブデータは無視して、最初からやり始めます。
やっぱり身体は覚えていますね。
「カジキのエンガードはあそこにいる!」
だとか
「そのバナナのところに落ちたらボーナスステージ!」
だとか
なんだか懐かしさと共に、子供だった頃の当時の感覚が甦ってきます。
そしてその感覚とは別の感情。
なんとなく寂しいような、ドキドキ胸騒ぎがするような。。
その感情を呼び起こす最大のポイントは、異彩を放つ不気味なBGMではないでしょうか。
このゲームの音楽は全てにおいて素晴らしい。
タルタルこうざんとかきりのもりとか色々好きなステージの曲がありますが、あんなにステージの風景と共に印象に残る音楽はなかなか無いですよね。
サウンドトラックCDはもうプレミアが付いてなかなか手に入らないとか。
- アーティスト: ゲーム・ミュージック
- 出版社/メーカー: ポリスター
- 発売日: 1996/03/25
- メディア: CD
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(Amazonで検索してみると、中古の最低価格が129,990円でした…)
ただでさえ難しい設定のステージに、拍車をかけるような不気味なBGM。
何度となく挑んでみてもなかなかクリア出来ない時、この奇妙なメロディーがさらに不安を駆り立てます。
「絶対無理…」
「クリア出来る気がしない…」
頭をよぎるネガティブな想いはどんどん膨らみ、薄暗い絶望感が少しずつ広がっていきます。
この音楽がトラウマになってる人もきっと多いのではないでしょうか。
久しぶりに挑んだこのスーパードンキーコング2は相変わらず無慈悲なままで、大人になった僕を昔のようにフルボッコにして応えてくれました。
山頂のとりで「クロコブルグ」まで到達後、時間の都合で一旦終了。
そう、なかなかの時間頑張りました。←
難しいステージたくさんありましたね…(遠い目)
- ねっききゅうライド
- とげとげタルめいろ
- スコークス ライド
- かぜのもり
- パラシュートパニック
エトセトラエトセトラ…
ボスだとキングBとかおばけゾッキーには何度やられたことか…。
しかし、どれだけクリアが難しいステージやボスでも、回を重ねるごとに特定のパターンがあることに気付いてきます。
「このタイミングに要注意!」
「次はこうやって進んでみよう!」
わずかな希望の光が、だんだん大きく輝き始めます。
そしてついに…!
クリアに至るまでのその道のりは、恐怖に立ち向かいもがきながら成長する人の課程と同じ。
大げさな表現ですが、なんだかそのように感じました。
「子供用のゲームソフトにしてはなんか暗いし怖いけど、すごく面白かった」という記憶の根源は、きっと魅力的なキャラクターや音楽の他に、計算された難易度設定にあるのではないかと思っています。
辛抱強く挑み続けていると、必ずクリア出来るように作られているんです。
それはそれは嬉しい体験ですよね。
失敗したら変な奇声を上げて悔しがり、
クリア出来たときは本気のガッツポーズが自然に出るほど熱中していました。
感情を素直に吐き出すことは、心の栄養です。
時に没頭するほどの熱意の対象は何であっても構わないと思います。
たかがゲームと侮るなかれ。
忘れかけてた大切なナニかを取り戻せる、良い機会になるかもしれません。
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 1995/11/21
- メディア: Video Game
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